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振り返り書庫-恋する気持ち-

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昨日の夜、会社のパソコンがいきなり止まって、画面に大きな文字が出たの。
「ウイルスに感染しました」
直前まで、ゆうきちゃんとメッセをしていたのよね。ウイルスって言うのは、ゆうきちゃんの事だわ、間違いなく。
アタシ、上司と割と緊迫していた最中だったのよ。ひどい剣幕だったらしいの。その怒った瞬間に、ゆうきちゃんからのメッセが来たわ。
「ねえ。あの人、オカマじゃない?」って、いきなり適当な事を打ってくるもんだから、口に含んだ水を噴き出しちゃったわ。
怒っていたかと思ったら、いきなり噴き出すなんて、完全にノイローゼ扱いされたわよ。
「疲れてるんですよ」だって。
アンタたちにアタシの気持ちが分かる?いきなり「あの人、オカマじゃない?」ってオカマがメッセしてきたのよ。一瞬で気持ちが和んだわ。ありがとう、ウイルス。

今日も3年半前の記事を、しつこく引っ張り出したわ。

2006年9月27日  恋する気持ち

「テツヤさんに与えている影響はすごく大きいですよ」
ヒトミに言われて失禁しそうになったわ。おむつが必要ね、売ってるかしら?居酒屋で。

テツヤ君は、笑顔がイケてるナイスガイだけど、仕事に無関心な所が残念賞だったの。同僚にもお客にも無関心だったらしいわ。と・こ・ろ・が・ね、

「○○さん(アタシね)みたく人の心をつかんで離さない男になりたい、って最近、言ってるんですよねえ。あのテツヤさんが言うもんだから、みんなビックリしました。でも本当に、積極的になったりバイトにも注意をしたり、今までと全然違うんです。今のテツヤさんの下で働けて、とても嬉しいです。」

無駄に生きてて良かったわ。感涙よ。こんなに感動したのは、箱根以来。あら、まだ2週間じゃない。
年を取ると時間の間隔が鈍るわねえ。

テツヤ君は、アタシが来る直前まで他の社員やベテランのバイトにすごく文句を言われてたんですって。「社員のくせに使えない」だの「全然できてないから、あっち行って」だの。半年以上も前の話なのに、聞いた瞬間、すごく嫌な気持ちになったわ。悔しくて仕方なくて、目が血走ったの。

どこのメスブタよ。アタシのテツヤに。しらみつぶしに探して、八つ裂きにしてやるわ。

アタシが通うようになったのと入れ違いに、メスブタどもは辞めていったらしいわ。どうせ今頃、リンチにあってミンチにされてメンチになってるはずだわ。バーカ!ブータ!

テツヤ君は、いじめ抜かれていた時期を知っているバイト達に指示や注意をできなかったらしいの。そりゃそうよね、昨日までドン亀呼ばわりされてたんですもの。いきなり、気持ちを切り替えたり、仕切ったりなんて出来ないわよね。そしてそのまま、彼はやる気をなくしていったらしいわ。堕落したヒーロー。やだわ、昔の歌にありそうなフレーズね。

どうでもいいけど、小学生の頃のアタシの居場所は土管だったわ。そこで虫たちと過ごしている時が一番幸せだったの。そのまま、そんな生活を続けていたら、間違いなくファーブルの座は頂いていたわね。
ブログのタイトルも、「恋するファーブル昆虫記」ね。誰も読んでくれないかしら?ちょっとなら今でも書けるわよ。特に節足動物に詳しいの。

ちょうど、傷も癒えかけた頃に、優しくて美しいOL(アタシ。性別:オス 分類:節足動物)に会ったらしいの。アタシね、テツヤ君がやる気がないって知って、何度も自分の会社に誘ったわ。そのためにアタシは、会社の信頼をまず得ようと死に物狂いで働いたの。結果、アタシは短期間では有り得ない地位と信頼を得たわ。今ならアタシの力でテツヤ君を入社させる事なんて簡単よ。

でもね、少しでも目先の小さな事でもいいから、目標か何か、一点でも頑張ろうと思える物があるのなら、転職をしないで今のカフェで頑張って欲しいのよ。接客業という、胸を張れる素晴らしい仕事を放り出して欲しくないの。天性の才能があると思うから。

人を幸せに導く笑顔。
優しさとカッコよさを備えた接客。
いつでもアタシを瞬時に濡らすテク。あら、それは妄想だったわ、ごめんなさい。

今日テツヤ君に言われたわ。「何か最近、疲れてない?」「疲れてないよ」
でもテツヤ君はまた言ったわ。「疲れてるよ」「全然、疲れてないってば」
またテツヤ君は言ったわ。「いいや、絶対疲れてる」
アタシは笑って言ったわ。「しいて言えば、今、お前に」

2人で笑ったわ。周りも笑ったわ。右手を格好つけながら上げて、その場から笑顔で帰ったの。
いつもは素っ気ないアタシが満面の笑みでね。「また明日~」

外は大雨だったわ。
でもね、アタシの心は、外の天気と反比例するかのように、快晴になったの。
アタシの心の中にテツヤ君がいるように、テツヤ君の心の片隅にアタシがいるって分かったから。
残念ながら対象が「恋愛」ではなかったけれど、好意的にアタシを慕ってくれていて、イイ空気を醸し出せる関係を築く事が出来たんですもの。とても幸せよ。

暴風雨の中、会社に到着したアタシの掌の中のコーヒーはすっかり冷めていたわ。
アタシのテツヤ君に対する想いと同じように。
この半年、沢山の感情を持てたわ。恋をすることで持てた気持ち。繊細で複雑で正直な気持ち。
ありがとう。そしてこれから、もっともっと頑張るのよ、テツヤ君。
アタシがあなたの一番のファンで、一番のタニマチ。ずっとずっと応援するわ。

普通の男を好きになったアタシのゴールは「おつきあい」ではないの。
好きな人の心のどこかに入り込むこと。テツヤ君の心の中に入り込むことが出来て、アタシは満足よ。
巣立ちの時ね。
さて、次はどんな人の心に入り込むことができるのかしら?

これがアタシの、すきま産業よ。
不景気にも強いわ。

この記事に関して、さくらさんがこのようなコメントをくれたの。
「さすが人の心をつかんで離さない男だわ。女だわ。」←この訂正の仕方が雑でいいのよね。
ウイルスは、「本当に素敵!!顔は怖いけど」って、ひどくない?何のかしら?

巣立ったくせに、まだまだ登場するのよ、テツヤ君。
働いてくれたわね~、このブログで。
もうしばし、お付き合い頂きたいわ。

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